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1.無恆產而有恆心者、惟士爲能 wú héngchǎn ér yǒu wú héngxīn zhě, wéi shì wéi néng 恆產無くして恆心有る者は、惟[た]だ士のみ能[よ]くすることを爲[な]す [訳]定職がないのに道徳心を保つということは、士だけができることである 2.空山不見人、但聞人語響 kōng shān bú jiàn rén, dàn wén rényǔ xiǎng 空山人を見ず、但[た]だ人語の響きを聞くのみ [訳]さびしいこの山では人を見ることはなく、ただ人の言葉を聞くだけだ 3.藺相如徒以口舌爲勞而位居我上 Lìn Xiāngrú tú yǐ kǒushé wéi láo ér wèi jū wǒ shàng 藺相如[りんしやうじよ]徒[た]だ口舌を以て勞を爲して位我が上に居り [訳]藺相如は口先によって功績をあげただけで私より上位になった 4.今獨臣有船 jīndúchén(yǒu/yòu)chuán 今獨[ひと]り臣のみ船有り [訳]今、私だけが船を持っています。 5.吾以捕蛇獨存 wú yǐ pǔ shé dú cún 吾[われ]蛇を捕らふるを以て獨り存す 私だけは蛇を捕らえる仕事のおかげでここで生活しております |
1.前言戲之耳 qiányán xì zhī ěr 前言は之に戲[たはむ]れしのみ [訳]さっきの言葉はからかっただけだ 2.書足以記名姓而已 shū zú yǐ jì míngxǐng éryǐ 書は以て名姓を記すに足るのみ [訳]文字は自分の姓名を書くのに役に立つにすぎない。 3.放辟邪侈、無不爲已 fàng bì xié chǐ、wú bù wéi yǐ 放辟邪侈[はうへきじやし]、爲[な]さざる無きのみ [訳]わがまま、ひがみ、よこしま、ぜいたくなど、どんなことでもしてしまうのである。 |
1.非徒無益、而又害之 fēi tú wú yì, ér yòu hài zhī 徒だに益無きのみに非ず、而[しか]も又た之を害す [訳]単に利益がないだけでなく、さらに害していることになる。 2.豈惟怠之、又從而盗之 qǐ wéi dài zhī, yòu cóng ér dào zhī 豈[あ]に惟だに之を怠るのみならんや、又た從ひて之を盗む [訳]単に仕事を怠けるだけでなく、その職務に乗じて横領までしている。 3.非獨賢者有是心也、人皆有之 fēi dú xiánzhě yǒu shì xīn yě, rén jiē yǒu zhī 獨り賢者のみ是[こ]の心有るに非ざるなり、人皆之有り [訳]ただ賢者だけがそういう心を持っているのではなく、人は誰でも持っている |